「収入をもう少し増やしたいなー」と思っていたときに出会った言葉が、『金ならある!!!』。マスキングテープに書いてお財布に貼ってみたことで、買い物のたびに自然と意識が向くようになり、小さな変化が積み重なって行動や判断にも影響していきました。
お金が入ってくる合言葉を試してみた
数年前、『宇宙一ワクワクするお金の授業』(大石 洋子さん)を読んだときに、ちょっと気になる言葉に出会いました。
「試すだけならタダ」という感覚でやってみた体験談です。
本で印象に残ったフレーズ:「金ならある」
読み進めている途中で、「お金が入るようになるパワフルな合言葉」として紹介されていたのが、
「金ならある!!!」
という一言でした。
ちなみに私が読んだのはこちらの本。
『宇宙一ワクワクするお金の授業』(大石 洋子さん)
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本には 「意味はわからなくても、まずは口グセにしてみてください」という軽めのタッチで書かれていて、この合言葉で臨時収入が入った人が続出したそうです。
試してみようと思った理由
読んでいるうちに、「これなら私も続けられそう」と思いました。
口グセにするだけで特に準備もいらないし、ハードルが低い。
実際にその場でつぶやいてみると、思ったより気持ちが軽くなって、少し楽しい気分になりました。
それに、もし本当にお金の流れがよくなるならラッキー。
うまくいかなくても損はないので、まさに“軽い実験”くらいの感覚で試してみることにしました。
実際にやったこと:続けやすい“見える仕組み”を作った
「金ならある!!!」を試してみようと思ったものの、日が経つと忘れてしまうのは目に見えていました。そこで、生活の中で自然に目に入る工夫をして、無理なく続けられる形にしました。
忘れないように、まず“見える化”した
やると決めても、次の日にはすっかり忘れてしまうことが多いタイプです。
そこで、毎日必ず目に入る場所に貼れば続けやすいかもと考えました。
そこで、マスキングテープに「金ならある!!!」と書いて財布に貼ることに。
支払い時に実際には声には出せないので、「見える → 思い出す → 心の中で言う」くらいの流れがちょうどよかったです。
「意識して続ける」のではなく、「勝手に目に入る」くらいのゆるさにしておくのが、当時の自分にはちょうどよかったです。
使ったのはマスキングテープとペンだけ
使ったのはこれだけです。
- マスキングテープ
- 油性ペン
この2つだけ。
テープに「金ならある!!!」と書き、クレジットカードを取り出すときに必ず視界に入る位置に貼りました。
クレジットカードを取り出すと必ず目に入る位置に貼った理由
当時はほとんどの支払いをクレジットカードでしていて、カードを出すたびにちょっと「また出費だな」と感じる瞬間がよくありました。
そこで、カードを取り出すと必ず目に入る場所に「金ならある!!!」を貼ってみました。
そうすると、支払う瞬間に自然と「支払えてる=金ならある!!!」と思うことができました。
意識しなくても買い物のたびに「金ならある!!!」を目にするので、生活の中にちょっとしたリマインダーができるイメージです。
やって気づいたこと|お金を使うときの気持ちに変化があった
「金ならある!!!」をマスキングテープに書いて財布に貼り、しばらく過ごしていると、支払いの瞬間や買い物の判断に少しずつ変化が出てきました。
自分でも気づかなかった“お金に対する思考のクセ”を発見するきっかけにもなったんです。
支払う瞬間の気持ちが軽くなった
カードを使うとき、以前はつい「今月はどれくらい使ったかな?」とつい考えてしまうことが多かったんですが、財布に貼った「金ならある!!!」が目に入ることで、支払いの瞬間が少し変わりました。
「支払えている=金ならある!!!」
お金が足りないかも、という不安は勘違いで、実際にはお金はある、というシンプルな事実に意識が向くようになり、これまでなんとなく抱えていた不安が、少しずつ弱まっていったんです。
買う前の判断にもゆとりが生まれた
支払い時の気持ちが軽くなると、買う前の考え方にも少し変化がありました。
何かを買う前に「本当に欲しいかな?」と一度考えてから買うようになり、
気づけば“なんとなく買う”という場面が自然と減っていきました。
その分、自分が本当に欲しいものを選べるようになり、
お金の使い方を通して自分を大切に扱っている感覚も少しずつ育っていった気がします。
その後の変化|転職で年収が130万円アップ
支払いのときに自然と「支払えてる=金ならある」と思えるようになってから数か月後、思わぬ転機が訪れました。
当時の職場を会社都合で辞めることになったのです。
以前の自分なら焦っていたかもしれませんが、「金ならある!!!」という感覚と失業保険の安心感のおかげで、落ち着いて次の仕事を考えられました。
せっかくの機会だから、これまでより希望に近い条件の職場を探してみよう、と前向きに考えられたのも大きな変化です。
希望に合う職場で年収アップ
会社都合で辞める状況は一見マイナスに思えましたが、結果的に希望条件に合う職場を見つけることができました。
新しい職場では年収が約130万円アップ。
思わぬ形で収入も増え、状況は一気に好転しました。
一見悪い流れがチャンスに変わった
退職のタイミングは不安もありましたが、「金ならある」と実感できる習慣と失業保険があるという安心感のおかげで、焦りに引っ張られすぎず、前向きに次のチャンスを探せました。
結果として、一見ネガティブに見える会社都合での退職がチャンスに、希望に合った環境で、収入もアップする形になりました。
こんな形で収入が増えるなんて、当時「金ならある!!!」を試そうと思った自分では想像もできず、正直驚きました。
まとめ:小さな習慣が予想外の変化につながった
“続けやすい形”は人それぞれ。自分に合うやり方で
本では「金ならある!!!」を口グセにするといい、と書かれていました。
なので、まずは声に出してみるのが王道かもしれません。
でも、私は口に出すのがどうも続かず(すぐに忘れちゃうんですよね…)、
代わりに「貼ったものを支払いのタイミングで見る」方法に落ち着きました。
支払いのたびに思い出すので、私の場合はこれがちょうどよかったです。
もし口グセにするのが難しければ、
「貼っておいて定期的に目に入るようにする」 くらいのゆるさでも十分だと思います。
想像していなかった形で、変化がやってくるかも
この習慣はとても軽い気持ちで始めたので、「収入が上がる」なんてあまり期待していませんでした。
でも、転職のタイミングが重なり、気づけば年収がアップする結果につながっていました。
「やったらすぐ効果が出た」というよりは、少しずつお金に対する考え方や判断の仕方が変わって、その積み重ねがあとから結果になって返ってきた——そんな感じです。
この体験を思い返すと、そういえば、新しい財布にしてから「金ならある!!!」を貼っていなかったと気づきました。
効果も実感できたし、収入をもう少し増やしたいと思ったこともあって、私ももう一度試してみようと思います。
もし「ちょっと試してみようかな」と思ったら、きっかけになったこの本も参考になるかもしれません。
必要なところだけ気軽に読める本です。

